【2026年最新版】海事代理士は転職に有利?求人での評価と活かせる人・活かせない人

「海事代理士を取れば、海運や造船の会社に転職しやすくなるのかな」
「20科目も法律を覚えるのに、求人がほとんどなかったらどうしよう」

そう迷っていませんか?

結論を先に書くと、海事代理士は、行政書士などの士業の方や、海運・造船・マリン業界で船の手続きに関わっている方には、仕事の幅を広げる武器になる資格です。船舶の登記や検査、船員に関する申請を、他人から依頼を受けて代わりに行えるのは、原則として海事代理士に限られているからです。

一方で、会社員として転職するための資格として見ると、資格名を条件にした求人はごく少ないのも事実です。海事代理士は、事務所を構えて依頼を受ける仕事として制度が作られており、「資格があれば採用される」という求人市場ができているわけではありません。

この記事では、国土交通省の公表データと、実際の募集情報をもとに、海事代理士が転職や仕事でどう評価されるのかを解説します。

結論:海事代理士は転職に有利?

結論は「海の手続きに関わる人には強い武器、資格だけで会社員の転職先を探すと弱い」です。あなたがどこに当てはまるか、まず確認してください。

あなたの状況 仕事・転職での有利さ 次の一手
行政書士などの士業
+
資格あり
◎ 船の手続きを業務に加えられる 登録して、港に近い顧客層へ案内する
海運・造船・マリン業界の経験あり
+
資格あり
○ 手続きを任せられる人材として評価されやすい 手続き業務の経験と合わせて伝える
業界・士業の経験なし
+
資格あり(または取得予定)
△ 求人が少なく、資格だけでは決め手になりにくい 事務所の補助者などで実務に入る

受験資格に学歴や年齢の制限はないので、誰でも挑戦できます。ただし、合格後に働く場所まで考えておかないと、「取ったけれど使い道がない」となりやすい資格です。詳しくは次の章で解説します。

海事代理士とは?1分でわかる基本情報

海事代理士は、海事代理士法にもとづく国家資格です。国土交通省は、海事代理士を「他人の委託により、国土交通省や都道府県等の行政機関に対して、船舶安全法、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律、船員法、船舶職員及び小型船舶操縦者法などの海事関係諸法令の規定に基づく申請、届出、登記その他の手続きをし、又はこれらの手続きに関する書類の作成を業とする者」と説明しています。

たとえば、船を買った人の所有権の登記、船舶検査の申請、船員を雇ったときの届出、小型船舶の免許の手続きなどを、船主や海運会社に代わって行います。「海の行政書士・司法書士」と呼ばれることがあるのはこのためです。

2026年(令和8年)試験の概要

項目 内容
実施 国土交通省(国土交通大臣が年1回実施)
資格の種類 国家資格(合格後に地方運輸局で登録して業務を行う)
受験資格 学歴・年齢・性別などの制限なし
願書受付 2026年8月1日(土)〜8月31日(月)
筆記試験 2026年9月25日(金)10:15〜17:00(4時限)
筆記試験の合格発表 2026年10月30日(金)
口述試験 2026年11月24日(火)(必要に応じて25日)
最終合格 口述試験終了後20日以内に官報で公示
受験手数料 6,800円(収入印紙)
筆記試験の科目 憲法・民法・商法から船舶法・船舶安全法まで20科目(総得点240点)
口述試験の科目 船舶法、船舶安全法、船員法、船舶職員及び小型船舶操縦者法(総得点40点)
筆記試験地 札幌・仙台・横浜・新潟・名古屋・大阪・神戸・広島・高松・福岡・那覇
口述試験地 東京(国土交通省本省)
合格率 筆記52.9%、口述94.0%(2025年)
登録 事務所を置く地域の地方運輸局長等に申請。登録免許税30,000円

出典:国土交通省「海事代理士になるには」、国土交通省「令和7年海事代理士試験合格者」、関東運輸局「海事代理士の登録」 (2026年9月28日確認) ※2027年(令和9年)試験の日程は、2026年9月28日時点で未公表です。受験前に国土交通省の最新の案内を確認してください。

筆記試験は20科目の法律を4時限で解く

筆記試験は、1日で4つの時限に分かれています。

  • 1時限目(60分)
    憲法、民法、商法、国土交通省設置法
  • 2時限目(45分)
    船員法、船員職業安定法、船舶職員及び小型船舶操縦者法
  • 3時限目(90分)
    海上運送法、港湾運送事業法、内航海運業法、港則法、海上交通安全法、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律、領海等における外国船舶の航行に関する法律
  • 4時限目(90分)
    船舶法、船舶安全法、船舶のトン数の測度に関する法律、造船法、国際航海船舶及び国際港湾施設の保安の確保等に関する法律、船舶の再資源化解体の適正な実施に関する法律

マークシートの択一式ではなく、条文の空欄に語句を漢字で書き込む問題、語群から語句を選ぶ問題、文章の正誤を○×で答える問題などが出題されます。2025年の問題では、憲法が10点、船員法が20点というように、科目によって配点が違います。

筆記試験に合格して口述試験に落ちた人は、翌年の筆記試験が免除され、口述試験から受け直せます。

筆記の合格率は約5割、口述は9割を超える

年 筆記受験者 筆記合格者 筆記合格率 口述受験者 口述合格者 口述合格率
2024年 441人 229人 51.9% 235人 229人 97.5%
2025年 435人 230人 52.9% 233人 219人 94.0%

出典:国土交通省「令和6年海事代理士試験合格者」、国土交通省「令和7年海事代理士試験合格者」 (口述の受験者には、前年の筆記合格による免除者を含みます)

筆記試験の合格基準は、20科目の総得点240点の60%以上です。ただし、全科目受験者の平均正答率が60%を上回った年は、平均正答率以上が必要になります(国土交通省「海事代理士試験の合格基準について」)。2025年の筆記受験者の平均正答率は59.8%でした。

合格率だけを見ると易しく見えますが、筆記は20科目の条文を正確に書ける水準まで仕上げる必要があります。受験者の平均正答率が合格基準の60%前後にあることからも、しっかりした対策が必要な試験です。

転職で海事代理士が評価される理由

船の手続きを代わりに行えるのは海事代理士だから

船を持つ会社や個人は、船を買う、売る、改造する、船員を雇うといった場面ごとに、運輸局などへの申請や登記が必要になります。これを報酬を受けて代わりに行えるのは、海事代理士の独占業務です。

そのため、海事代理士の事務所では、資格者がいなければ依頼を受けられません。海運会社や造船所の側から見ても、社内に手続きがわかる人がいれば、外部の事務所とのやり取りや書類の確認をスムーズに進められます。

資格者が少なく、手続きの専門家として覚えてもらいやすい

日本海事代理士会によると、2025年2月末時点の海事代理士の登録者は約3,500人、そのうち同会に所属する海事代理士は404人です(日本海事代理士会「海事代理士制度」)。

港のある地域の船主やマリーナ、造船所にとって、船の手続きを頼める人は多くありません。行政書士が海事代理士を持っていれば、「船のことも頼める事務所」として顧客に案内できます。

事務所の補助者として実務に入る道がある

海事代理士事務所には、資格者の手続きを支える補助者の募集があります。たとえば横浜に本店を置く楠原海事法務事務所は、「実務要員(海事代理士補助者)」を月給24万円〜(残業代別途、交通費は上限5万円まで実費)、9:00〜18:00・土日祝休みの条件で募集しています。勤務地は横浜・那覇・神戸・新潟・札幌です(楠原海事法務事務所 採用情報、2026年9月28日確認)。

同事務所は、試験の合格者に向けて「試験合格後は、ぜひ当所・楠原海事事務所で実務を一緒にやりましょう」と呼びかける記事も出しています(楠原海事法務事務所ブログ)。資格を取った後、事務所で手続きの流れを覚えてから独立や兼業に進む、という順番を取りやすい資格です。

海事代理士が転職で有利にならないケース

ここまで読むと心強い資格に見えますが、有利にならないケースも正直にお伝えします。

(1)資格名を条件にした会社員の求人を探す場合

求人サイトで「海事代理士」と検索しても、資格を必須や歓迎条件にした会社員の求人はわずかです。2026年9月28日にリクルートエージェントの「海事代理士 求人」のキーワードページを確認したところ、該当求人は0件でした。

海事代理士は、事務所を構えて依頼を受ける働き方が前提の資格です。「資格を取れば、手当付きで採用してくれる会社がたくさんある」という期待で受験すると、合格後に戸惑うことになります。

(2)船に乗る仕事や船舶管理の仕事を目指す場合

海運会社の船舶管理(海務・工務)の求人では、応募条件は海技免状や乗船経験です。たとえば正栄汽船の船舶管理スタッフ求人は「海技免状(航海/機関)3級以上」を条件にしており、海事代理士の記載はありません(doda 求人ページ、2026年9月28日確認)。

海事代理士は「手続きの資格」であって、船を動かしたり整備したりする資格ではありません。船に関わる仕事なら何でも有利になるわけではない点に注意しましょう。

(3)登録をしていない場合

試験に合格しただけでは、海事代理士として業務はできません。事務所の所在地を管轄する地方運輸局長等に登録を申請し、登録免許税30,000円を納めて、はじめて海事代理士になります。

とはいえ、これは「取っても意味がない」という話ではありません。手続きを扱う立場の人が持てば、ほかの人にはできない仕事を引き受けられる資格だということです。次の章で、タイプ別の活かし方を見ていきます。

【タイプ別】あなたの場合、海事代理士は武器になる?

行政書士などの士業は、船の手続きを業務に加えられる

もっとも活かしやすいのがこのタイプです。行政書士は許認可の書類づくりに慣れているため、海事代理士を取ると、船の登記や検査、船員関係の手続きまで同じ事務所で受けられるようになります。

活かしやすい場面は次の通りです。

  • 港やマリーナの近くで、漁船・プレジャーボートの持ち主から手続きを頼まれる
  • 運送業や建設業の許可を扱う顧客が、船も持っている
  • 船の売買や相続で、登記と名義変更をまとめて頼まれる

士業の事務所に勤めながら海事の手続きにも関わりたい場合、海事業務を扱う事務所を探すことになります。こうした事務所は求人サイトに出ないことも多く、自分で探すのは手間がかかります。士業の転職に強いエージェントなら、事務所の業務範囲や、資格者として任される仕事を確認してから応募できます。

海運・造船・マリン業界の経験者は、手続きを任せられる人材になる

海運会社の総務、造船所の営業・事務、ボート販売やマリーナのスタッフなど、すでに船の手続きの周辺にいる人には、仕事と直結する資格です。

船の登録や検査、船員の雇い入れの届出を自分で理解できれば、外部の事務所に丸投げせず、書類の不備や期限を社内で確認できます。転職の場面でも、「業界経験がある」だけでなく「手続きの根拠となる法律がわかる」と具体的に伝えられます。

まだ持っていない人は、次回の試験を目標に準備を始めましょう。2026年は8月に願書を受け付け、9月下旬に筆記試験が行われました。

業界・士業の経験がないなら、補助者から実務に入る

合格しても、船の手続きの実務経験がなければ、いきなり独立して依頼を集めるのは難しいでしょう。海事代理士の仕事は、法律の知識に加えて、運輸局とのやり取りや書類の段取りに慣れることで成り立っています。

まずは、海事代理士事務所の補助者や、海事業務を扱う行政書士事務所のアシスタントなど、手続きの現場に入れる募集を探しましょう。応募するときは、試験で学んだ法律のうち、どの手続きに関わりたいかを具体的に伝えることが大切です。

海事代理士を活かせる仕事と年収の目安

仕事 主な内容 資格の効き方 給与の目安(募集記載)
海事代理士事務所(開業) 船舶の登記・検査・船員関係の手続きの代理 ◎ 資格がないとできない 依頼件数と報酬設定で決まる
海事代理士事務所の補助者 書類作成・提出、電話対応、データ整理 ○ 手続きの理解が早い 月給24万円〜(楠原海事法務事務所の例)
行政書士事務所(海事業務あり) 許認可に加えて船の手続き ◎ 業務の幅が広がる 経験・能力により応相談の例あり
海運会社・造船所の総務・事務 船の登録・検査、船員の手続きの社内窓口 ○ 手続きの根拠を説明できる 会社・職務により幅がある

出典:楠原海事法務事務所 採用情報、光永総合事務所 採用情報(2026年9月28日確認)。給与は勤務地・経験・雇用形態で大きく変わります。

資格者として働く場合の年収について、国や業界団体が公表した統計はありません。開業する場合は、扱う手続きの種類と件数、行政書士など他の業務との組み合わせで大きく変わります。

あわせて取得すると強い資格

行政書士

海事代理士とよく組み合わせられる資格です。陸の許認可と海の手続きを1つの事務所で受けられるようになり、顧客の相談をまとめて引き受けられます。憲法・民法など筆記試験の1時限目と学ぶ内容が重なるのも利点です。

司法書士

船舶の登記は、司法書士も扱う分野です。不動産や会社の登記とあわせて船の登記も受けたい人には強い組み合わせですが、試験の難しさは大きく上がります。

小型船舶操縦士

船の操縦の資格です。海事代理士の業務に必須ではありませんが、プレジャーボートの持ち主と話すとき、船の使い方や検査の実情が肌感覚でわかるようになります。

海事代理士試験に合格するには

国土交通省の過去問と模範解答を軸に独学する

国土交通省のサイトでは、平成29年から令和7年までの筆記試験問題と模範解答、口述試験の問題と模範解答が公開されています(国土交通省「海事代理士になるには」)。そのため、独学での合格も十分に目指せます。

独学でつまずきやすいのは次の2点です。

  • 科目数が多く、なじみのない法律が並ぶ
    憲法・民法は知っていても、船舶のトン数の測度に関する法律や港則法は初めて読む人がほとんどです。全科目を同じ深さで勉強すると時間が足りなくなります
  • 語句を書かせる問題がある
    条文の空欄に漢字で語句を書き込む問題があるため、「見ればわかる」では点になりません。数字や用語を正確に書ける状態まで覚える必要があります

口述試験は、船舶法・船舶安全法・船員法・船舶職員及び小型船舶操縦者法の4科目です。筆記と同じ科目なので、筆記の段階でこの4科目を厚めに固めておくと、合格発表から口述までの1か月足らずを落ち着いて過ごせます。

直前期は配点の大きい科目と取り違えやすい数字を仕上げる

試験前の1〜2か月は、新しい知識を増やすより「よく出る条文を確実に書ける」ことに集中するのが効率的です。

  • 過去問で繰り返し出ている条文を優先し、空欄の語句を手で書いて確認する
  • 船員法や船舶法など配点の大きい科目から先に固める
  • トン数、期間、日数などの数字を、似た規定と並べて覚える

復習では、正解したかだけでなく「なぜ×なのか、どの語句がすり替えられているのか」を説明できるかまで確認しましょう。

直前ノートでは、目的の違う2つの問題集を用意しています。

  • 筆記試験 20科目の出るとこだけ○×300問(2026年度版)
    1問ずつ○×で判断しながら、20科目の頻出論点と引っかけを高速で確認できます。船員法・船舶職員及び小型船舶操縦者法・船舶法・船舶安全法の4科目に全体の約半分の問題を割き、巻末に取り違えやすい数字や混同しやすい知識の一覧があります。noteのページで問題サンプルを確認できます
  • 筆記試験20科目を100問で総仕上げ(2026年度版)
    本試験と同じ4時限の順に並んだ五肢択一100問で、20科目を通して解き直せます。全問に参照条文と、正解・不正解それぞれの理由が付いています。noteのページで問題サンプルを確認できます

本試験は記述式なので、問題集で理解を確認したら、国土交通省の過去問で語句を書く練習もあわせて行いましょう。

海事代理士を活かして転職を成功させる進め方

資格が活きる求人を探す

求人検索では「海事代理士」だけでなく、「海事代理士事務所」「行政書士 補助者 船舶」「船舶 登録 手続き 事務」「マリーナ 事務」などの言葉でも探してみましょう。資格名が書かれていなくても、船の手続きを扱う仕事は見つかります。

海事代理士事務所は、各地の事務所が自社サイトだけで募集していることもあります。働きたい地域の事務所のサイトを直接確認するのも有効です。

職務経歴書で資格と経験をつなげる

「海事代理士試験 合格」と書くだけでは伝わりません。「船舶の売買に伴う登記と検査の書類をそろえ、運輸局との日程調整を担当した」「船員の雇い入れの届出の期限を管理した」など、手続きに関わった場面を具体的に書きましょう。

登録まで済ませている場合は、登録した運輸局と登録年月も書いておくと、すぐに業務を任せられる人だと伝わります。

転職エージェントを味方につける

ここまでのステップを1人で進めるのは、仕事をしながらだとかなり大変です。そして何より、海事代理士のように求人の少ない専門資格ほど、転職エージェントを使う価値があります。

理由はシンプルで、この資格が活きる職場は、求人票の文字だけでは見つけにくいからです。士業事務所の業務範囲や、企業の総務・法務で船の手続きをどこまで任されるかは、担当者に聞かないとわからないことが多くあります。

転職エージェントを使うメリットは?

求人探しから応募、企業とのやり取りまで、相談できることは主に5つあります。対応範囲はサービスによって異なります。

年収や勤務条件を相談できる

「もう少し年収を上げてほしい」「資格者として任される業務を確認したい」と、応募者が自分から切り出すのは気が引けるものです。エージェントは企業との間に入り、年収などの条件を交渉してくれます。

「行政書士と海事代理士を持ち、許認可と船の手続きを両方扱える」といった強みを、事務所や企業が評価しやすい形で伝えてもらえます。

希望に合う求人を紹介してもらえる

「海事業務を扱う事務所で働きたい」「海運会社の総務で手続きの窓口を担いたい」。希望を伝えると、条件に合う求人を選んで紹介してくれます。一般には公開されていない非公開求人を紹介してもらえることもあり、自分で探すだけでは出会えない選択肢が増えます。

入社前に職場の実情を確認できる

海事の手続きを実際にどれくらい扱っているのか、資格者として登録して働けるのか、残業や繁忙期はどうか。入社してから「思っていたのと違った」とならないよう、応募前に確認できます。

書類や面接の対策をしてもらえる

資格と実務経験を職務経歴書にどう書けば伝わるか、面接で手続きの知識をどう説明すればいいかを、担当者がアドバイスしてくれます。

面接の日程調整を任せられる

面接の日程調整や企業とのやり取りを代わりにしてくれるので、今の仕事を続けながらでもスムーズに転職活動ができます。

さらに、これらはすべて無料です。エージェントは採用が決まったときに企業から報酬を受け取る仕組みなので、求職者がお金を払うことはありません。

こんな人は、まず相談だけでもしてみてください

  • 海事代理士に合格したのに、今の職場では手続きの仕事に関われない
  • 行政書士として、海事業務も扱う事務所に移りたい
  • 海運・造船の会社で、法務や総務の立場から船に関わりたい
  • 今の年収に満足していない
  • 転職するかはまだ決めていないが、自分の経験がどう評価されるか知りたい

1つでも当てはまるなら、エージェントに相談してみましょう。あなたの資格と経験を活かせる求人がどれくらいあるのか質問し、答えてもらうだけでも価値があります。

どの転職エージェントが自分に合う?

転職エージェント タイプ 特徴 向いている人
MS Agent(公式サイト・新しいタブで開きます) 特化型(士業・管理部門) 管理部門(経理・人事・法務など)と士業の求人に特化 士業の方、企業の法務・管理部門で資格を活かしたい人
doda(公式サイト・新しいタブで開きます) 総合型 求人数が多く、海運・造船会社の求人も幅広く比較できる 業界や職種を決めきれていない人

迷ったら、特化型と総合型を1社ずつ、2社に登録するのがおすすめです。紹介される求人を比べることで、自分の経験がどこで評価されるのかがより正確にわかります。

よくある質問

海事代理士は意味ない資格ですか?

資格名を条件にした会社員の求人は少ないため、転職のためだけに取ると期待外れになることがあります。一方で、船の登記や検査などの手続きを代理できるのは海事代理士に限られるため、行政書士などの士業や海運・造船・マリン業界で手続きに関わる人には、仕事の幅を広げる資格です。

受験資格はありますか?

学歴・年齢・性別などの制限はなく、誰でも受験できます。ただし、海事代理士法に定める欠格事由に当てはまる人は、合格しても登録できません。

行政書士とどちらを先に取るべきですか?

開業して業務を広げたいなら、陸の許認可を幅広く扱える行政書士を土台にして、海事代理士を加える順番が考えやすいでしょう。海運・造船の会社で船の手続きに関わっている人は、今の仕事と直結する海事代理士から取っても十分に活かせます。

独学で合格できますか?

国土交通省が過去の筆記・口述試験の問題と模範解答を公開しているため、独学でも合格は可能です。語句を書く問題が多いので、条文を手で書いて覚える練習が欠かせません。直前ノートもご活用ください。

合格したらすぐに海事代理士として働けますか?

合格後、事務所の所在地を管轄する地方運輸局長等に登録を申請し、登録免許税30,000円を納めてはじめて業務ができます。登録前に「海事代理士」と名乗って依頼を受けることはできないので注意しましょう。

まとめ:あなたの次の一手

海事代理士は、船の登記や検査、船員の手続きを代わりに行える国家資格で、士業や海事の仕事に関わる人にとって業務の幅を広げる武器です。一方で、資格名を条件にした会社員の求人は少なく、資格単体で転職先が決まるわけではありません。

あなたの状況に合わせて、次の一手を選んでください。

参考

執筆・編集

資格転職ノート編集部企画・執筆・更新

企画から執筆・更新まで一人で行っています。