危険物取扱者乙4は転職に有利?求人で「必須」になる職場と、手当・保安監督者の条件

「乙4を取れば、転職で有利になるのかな」 「合格率は3割くらいと聞くけれど、手当が月数千円なら割に合わないのでは」

そう迷っていませんか?

結論を先に書くと、危険物取扱者乙種第4類(乙4)は、ガソリンスタンド・タンクローリー・危険物倉庫・化学系の工場など、危険物取扱者を置かなければならない職場を目指す人には、応募の入口を広げる資格です。求人票では「必須」「優遇」「資格手当あり」の形で名前が出ます。

一方で、資格手当は月3,000〜6,000円の求人が目立ち、乙4だけで年収が大きく変わる資格ではありません。危険物保安監督者のような責任ある立場には、免状に加えて実務経験が要ります。資格を取ってから、どの職場で何に使うかまで決めておくと、効き目がはっきりします。

この記事では、消防試験研究センターと各消防本部の公表資料、実際の求人票の記載をもとに、乙4が転職でどう評価されるのかを解説します。

結論:危険物取扱者乙4は転職に有利?

乙4は「持っていないと入れない職場」がある資格

消防試験研究センターは、一定数量以上の危険物を貯蔵し、または取り扱う化学工場、ガソリンスタンド、石油貯蔵タンク、タンクローリー等の施設には、危険物取扱者を置かなければならないと説明しています。第4類はガソリン、アルコール類、灯油、軽油、重油、動植物油類などの引火性液体で、こうした施設で扱う液体の多くがここに入ります。

そのため、求人票では資格が飾りではなく、応募条件そのものとして書かれます。たとえば、ガソリンスタンドの正社員求人に「危険物取扱者乙種第4類」が必須条件として載り、製造や倉庫の求人には「歓迎」「資格手当あり」と載ります。

職場ごとの効き方の早見表

狙う職場 乙4の扱われ方 求人で見られる書き方
ガソリンスタンド・給油所 必須が中心。アルバイトでも条件になる 「乙4必須」「乙4保持者は時給アップ」
タンクローリー・燃料や化学品の配送 必須、または入社後に取得を支援 「危険物乙4必須」「受験費用の補助」
危険物倉庫・化学品を扱う物流 優遇や手当の対象 「危険物取扱者は優遇」「危険物手当」
化学・フィルム・原料加工などの製造 歓迎。手当や取得支援がつく会社がある 「乙4歓迎/月6,000円の資格手当」
ビルメン・設備管理 歓迎〜手当。資格のひとつとして並ぶ 「資格手当:乙種4類 月額4,000円」

乙4だけで年収が大きく上がるわけではない

資格手当は、後半の求人の実例のとおり月3,000〜6,000円の会社が目立ちます。月5,000円なら年6万円です。乙4は「応募できる求人の数と種類を増やす資格」と考え、給与は職種・勤務地・経験で決まると見ておくほうが現実的です。

危険物取扱者乙4の試験概要・受験資格・合格率

試験の概要

乙種の試験は、一般財団法人消防試験研究センターが実施しています(東京は中央試験センター、そのほかは道府県支部)。

項目 内容
受験資格 乙種・丙種は誰でも受験できます(年齢・学歴の制限なし。外国籍でも受験でき、問題文は日本語のみ)
試験方法 マークカードの五肢択一式。実技試験はありません
科目と問題数 危険物に関する法令15問/基礎的な物理学及び基礎的な化学10問/危険物の性質並びにその火災予防及び消火の方法10問(合計35問)
試験時間 2時間(科目免除がある人は問題数に応じて短縮)
合格基準 科目ごとの成績がそれぞれ60%以上。法令は9問以上、物理・化学と性質・消火は6問以上が目安
受験手数料 5,300円(非課税)
日程 都道府県ごとに異なります。東京都の令和8年度後期は、乙4の試験日が10月から翌年3月までに19日設定されています(2026年10月1日時点の日程表)。たとえば11月23日の試験は電子申請の受付が9月28日〜10月9日、合格発表予定日が12月7日です
取得の扱い 試験に合格し、免状の交付を受けてはじめて資格を取得したことになります

合格基準で気をつけたいのは、合計点ではなく科目ごとの足切りであることです。法令で15問すべて正解しても、物理・化学が10問中5問なら合格できません。試験日程は都道府県ごとに変わり、年度の途中で変更されることもあるため、受験する支部の最新情報を確認してください。

合格率は3割前後。乙種の中で乙4だけ低い

試験センターの試験実施状況(令和7年4月〜令和8年3月)では、乙4の受験者は222,545人、合格者は71,059人で、合格率は31.9%でした。前年度は31.7%です。令和8年4月〜7月の累計は33.7%です。

試験の種類 合格率(令和7年度)
甲種 34.0%
乙種第1類 65.7%
乙種第2類 66.0%
乙種第3類 65.1%
乙種第4類 31.9%
乙種第5類 62.1%
乙種第6類 67.6%
丙種 48.0%

乙4の受験者は乙種全体の8割強にあたります。ほかの類は、すでに乙種免状を持つ人が法令と物理・化学の免除を受けて、性質・消火の10問だけで受験できる仕組みがあります。乙4を最初に受ける人は3科目すべてを受けるため、条件が違うことは押さえておく必要があります。

甲種・丙種との違い

甲種 乙種(乙4) 丙種
扱える危険物 すべての類 免状のある類(乙4は第4類) ガソリン、灯油、軽油、重油など特定の危険物
受験資格 化学系の学科の卒業、化学の15単位以上、乙種免状+実務2年以上などが必要 なし なし
問題数・時間 45問・2時間30分 35問・2時間 25問・1時間15分
受験手数料 7,200円 5,300円 4,200円
危険物保安監督者 なれる なれる(免状の類のみ) なれない

甲種・乙種は、免状を持たない人が危険物を扱うときに立ち会えます。丙種にはその立会いがありません。甲種受験資格の「乙種免状の4種類以上」は、第1類または第6類、第2類または第4類、第3類、第5類の4つをそろえる条件です。

求人では乙4はどう評価される?

求人票での乙4の書かれ方は、大きく「必須」「歓迎・手当」「取得支援」の3つに分かれます。確認日はすべて2026年10月1日です。

必須として書かれる求人

  • ガソリンスタンドの正社員(静岡県牧之原市):応募の必須条件に「危険物取扱者乙種第4類」と明記。月給30万〜32万円(固定残業代109,000円・76.7時間分を含む)
  • ガソリンスタンドのアルバイト(山梨県甲府市):「乙4必須」、時給1,300円〜
  • 製鉄所構内の燃料配達(岡山県笠岡市):普通免許と危険物乙4類が必須。早朝5時から14時までの勤務で、月給20万4,000円〜30万5,000円

歓迎・手当として書かれる求人

  • フィルム製造スタッフ(鳥取県大山町):乙4歓迎、月6,000円の資格手当
  • 化学工業薬品の原料加工(兵庫県相生市):乙4類は資格手当5,000円
  • 一般貨物から危険物まで保管する倉庫のフォークリフト作業(大阪府東大阪市):乙4の危険物手当が3,000〜6,000円
  • 化学品倉庫(横浜市金沢区):乙種危険物取扱者は優遇し、資格手当は乙種15,000円、甲種20,000円

取得を会社が支援する求人

  • 大型タンクローリー乗務(大阪府摂津市):乙4は「あれば尚可」で、入社後に取得でき、受験費用(1回のみ)を補助
  • 化学品倉庫(横浜市金沢区):乙種危険物取扱者の取得後、費用を全額会社が負担
  • 化学工業薬品の原料加工(兵庫県相生市):乙種2・4・5類の取得費用を会社が負担

この3つの書き方は、資格を持つ人は応募条件を満たし、持たない人も入社後に取る道が用意されていることを示します。

乙4が転職で有利になりにくいケース

乙4だけでは足りない職場がある

乙4が扱えるのは第4類だけです。第1類から第3類、第5類・第6類の物質を扱う工場では、別の類の免状が求められます。兵庫県相生市の求人が取得支援の対象を乙種2・4・5類にしているのはその例です。応募前に、その職場で扱う危険物の類を確認するところから始めてください。

手当が小さく、年収の差になりにくい

アルバイトでは、乙4の手当は時給に30〜100円ほど上乗せされる程度です。愛知県小牧市のガソリンスタンドは乙4で時給30円アップ、埼玉県さいたま市のコンビニ併設の店舗は乙4所持者を時給100円アップと書いています。茨城県水戸市の灯油・軽油の配達は、丙種が1時間10円、乙種が1時間30円の手当です。乙4で収入を上げたい人は、手当ではなく、必須条件の求人で職種そのものを選ぶほうが効果は大きくなります。

丙種で足りる職場では差が小さい

ガソリン・灯油・軽油・重油などの配送や給油には、丙種で足りる求人もあります。上の水戸市の配送求人も条件は「丙種以上」です。扱う危険物が丙種の範囲に収まるなら、乙4と丙種の差は水戸市の求人の場合で1時間20円の手当の違いにとどまります。将来、保安監督者や別の類を視野に入れる人は乙4を選ぶ価値があります。

取っただけでは保安監督者になれない

危険物保安監督者に選ばれるには、甲種または乙種の免状に加えて、製造所等で6か月以上の危険物取扱いの実務経験が要ります。乙種は、その事業所で扱う危険物の類と同じ類の免状に限られます。未経験で免状だけを持っている段階では、まず現場に入って実務を積むことが先です。

資格以外の条件が高い求人もある

横浜市の化学品倉庫の求人は、乙4を優遇し、手当も高い反面、必須条件はフォークリフト免許と倉庫・仕分け・検品の実務経験5年以上です。乙4だけで応募できる求人ばかりではありません。「乙4+フォークリフト」のように、現場で使う資格や経験を組み合わせると、応募できる求人が増えます。

経験別・乙4の活かし方

未経験から工場・倉庫・ガソリンスタンドの正社員を目指す人

未経験歓迎の求人でも、「乙4必須」と「乙4歓迎」で動き方が変わります。ガソリンスタンドは必須の求人が多く、製造は「未経験OK、乙4があれば月6,000円」のように歓迎の求人があります。まず求人票の「必須」欄を読み、必須なら合格後に応募し、歓迎なら取得見込みの段階でも相談する、と使い分けてください。ニッパ(鳥取県)の求人は、年齢の条件を35歳未満(長期勤続によるキャリア形成のため)と明記しているので、この点も確認が要ります。

設備管理・ビルメンに進みたい人

ビルメン転職ナビエージェントは、未経験からビルメンを目指す人に、第二種電気工事士から取り、「ビルメン4点セット」(第二種電気工事士、危険物取扱者乙種4類、二級ボイラー技士、第三種冷凍機械責任者)を順にそろえることを勧めています。品川区の大型複合施設のビルメン求人(月給30万〜35万円)は、乙4が月額4,000円、二級ボイラー技士が5,000円、第二種電気工事士が6,000円で、手当は上限4万円までです。乙4は手当の主役ではなく、4点セットの一部として取ると考えると、設備管理の応募で使いやすくなります。

ドライバー経験のある人

タンクローリーの乗務は、乙4と大型免許の組み合わせが武器になります。試験センターは、タンクローリーに乗務する人には免状の携帯義務があると案内しています。大阪府摂津市の化学品輸送の正社員求人は、月給32万〜50万円(見習期間は日給制)で、乙4は入社後に取得できます。トラックの運転経験を、危険物の輸送に切り替えたい人向けの経路です。

すでに現場で働いている人

ガソリンスタンドや工場で6か月以上の実務を重ねている人は、乙4を取れば保安監督者の候補になります。選任されると手当が付く会社もあります。静岡県浜松市のごみ処理施設の求人は危険物保安監督者の選任手当が3,000円、沖縄県のガソリンスタンドの契約社員求人は保安監督者手当が15,000円(対象者のみ、月給に含まず)と書いています。実務経験を証明する書類が選任の届出に要るため、在籍期間と担当した業務を記録しておいてください。

乙4を活かせる仕事と年収・資格手当の実例

求人ボックスで確認した、乙4に触れている求人です。給与は掲載時点のもので、残業代の扱いや試用期間の条件は求人票ごとに違います(確認日:2026-10-01)。

仕事 勤務地 給与 乙4の扱い
ガソリンスタンドの店舗スタッフ(正社員) 静岡県牧之原市 月給30万〜32万円(固定残業代含む) 必須
製鉄所内の燃料配達(正社員) 岡山県笠岡市 月給20万4,000円〜30万5,000円 必須。資格手当あり(金額は記載なし)
ガソリンスタンドスタッフ(アルバイト) 山梨県甲府市 時給1,300円〜 必須
ガソリンスタンドスタッフ(アルバイト) 愛知県小牧市 時給1,300円〜 乙4は時給30円アップ
灯油・軽油の配送(アルバイト) 茨城県水戸市 時給1,100円〜 丙種以上が必須。乙種は1時間30円、丙種は1時間10円の手当
フィルム製造スタッフ(正社員) 鳥取県大山町 月給22万〜35万円+賞与年4回 歓迎。月6,000円の資格手当
化学薬品原料の加工(正社員) 兵庫県相生市 月給18万1,000円〜22万9,000円 乙4類は月5,000円の資格手当。取得費用は会社負担
化学品倉庫のフォークリフト作業(正社員) 横浜市金沢区 月給25万5,000円〜40万円 優遇。乙種15,000円/甲種20,000円の資格手当
一般貨物から危険物まで保管する倉庫のフォークリフト作業(正社員) 大阪府東大阪市 月給21万4,000円〜24万4,000円(リフト手当6,000円含む) 乙4の危険物手当が3,000〜6,000円
大型タンクローリー・トレーラー乗務(正社員) 大阪府摂津市 月給32万〜50万円+賞与年2回 尚可。入社後に取得でき、受験費用を補助
大型複合施設のビルメンテナンス(正社員) 東京都品川区 月給30万〜35万円+資格手当(上限月4万円) 乙4は月額4,000円。取得・更新の費用は会社負担

資格手当は、ほとんどが月3,000〜6,000円で、横浜市の化学品倉庫だけが乙種15,000円と高く出ています。この会社は、甲種20,000円、毒物劇物取扱責任者20,000円と、扱う品目に合わせて資格ごとに手当を設けています。乙4の手当だけを見るのではなく、その職場でほかにどの資格が評価されるかまで見ると、収入の見通しが立てやすくなります。

あわせて取得すると強い資格

  • 第二種電気工事士・二級ボイラー技士・第三種冷凍機械責任者:設備管理でそろえる「ビルメン4点セット」の残り3つ。上の品川区の求人のように、手当が資格ごとに積み上がります。
  • フォークリフト運転技能講習:危険物倉庫や化学品倉庫の求人では、フォークリフト免許が必須条件に入ることが多く、乙4と組み合わせると応募先が広がります。
  • 毒物劇物取扱責任者:化学品倉庫の求人で、乙種危険物取扱者より高い20,000円の手当が付きます。化学品を扱う会社で、取れる資格の幅を広げられます。
  • 甲種危険物取扱者:すべての類を扱える資格で、乙種免状を持っていれば、実務2年以上、または乙種4種類以上(第1類または第6類、第2類または第4類、第3類、第5類)で受験資格が得られます。上の化学品倉庫の求人は、甲種に乙種より5,000円高い手当を付けています。
  • 大型自動車免許・けん引免許:タンクローリーやトレーラーの乗務に必要です。乙4と組み合わせると、乗務員求人に応募できます。

危険物取扱者乙4に合格するには

試験でつまずくところ

科目ごとに60%が要る点が最大のハードルです。法令は指定数量の倍数の計算や、製造所等の位置・構造・設備の基準で数値が多く、物理・化学には燃焼熱から生成熱を求めるような計算が出ます。たとえば消防試験研究センターが公開している過去問には、水素286kJ/mol、炭素394kJ/mol、プロパン2219kJ/molの燃焼熱からプロパンの生成熱を求める問題があり、答えは3×394+4×286−2219=107kJ/molです。性質・消火は、ガソリン、灯油、アセトンなど物質ごとの引火点や使える消火剤を覚える科目です。

勉強の進め方

  1. 公式の過去問で、出題の形をつかむ:センターのサイトに、令和7年度以前の出題から一部を公開した乙種第4類のPDFがあります。市販の参考書を使う場合も、法令・物理化学・性質消火の3科目それぞれに時間を配分してください。
  2. 科目ごとに弱点を見つける:受験後に届く試験結果通知書には、合否と正答率が書かれます。自己採点と見比べて足りなかった科目を探し、次回はその科目に時間を回してください。
  3. 直前期は○×で数値・物質・条文を確認する:指定数量の倍数が「1以上」か「2以上」か、引火点・燃焼点・発火点のどれの話かなど、似た数値が並ぶ論点は、正誤を繰り返し判断すると迷いが減ります。

直前ノートの乙4のページ(note)は、法令・物理化学・性質消火の○×300問を収録した2,980円のPDFです(表紙を含めて63ページ)。300問を全14章に分け、解答編には全問に参照した条文・資料名があり、×の問題は誤りの語句と正しい語句が並びます。2026年9月14日時点で施行されている法令に対応しており、無料サンプル問題を2問確認できます。指定数量の倍数や生成熱の計算の途中式は収録していないので、計算問題は先ほどの公式の過去問で練習してください。

\問題サンプルあり/

合格したあとの手続き

試験に合格したら、免状の交付を申請します。免状は全国共通で、交付から10年に1回、写真の書換えが必要です。ほかの類を受けるときは、免状の交付を受けていれば法令と物理・化学が免除され、性質・消火の10問(35分)だけで受験できます。

乙4を活かして転職を成功させる進め方

求人を探して、必須か歓迎かと手当を確かめる

求人サイトでは、「危険物取扱者」「乙4」に加えて「ガソリンスタンド」「タンクローリー」「危険物倉庫」「設備管理」などの職種名で探すと、乙4が条件に入った求人が見つかります。リクルートエージェントの公開求人でキーワード「危険物取扱者」を検索すると、212件が表示されました(2026年10月1日時点)。見つけたら、次の3点を求人票で確かめてください。

  • 乙4が「必須」か「歓迎」か、取得支援があるか
  • 資格手当の金額と、固定残業代が給与に含まれているか
  • 扱う危険物が第4類だけか、ほかの類も含むか

応募書類に、免状の類と実務の中身を書く

履歴書には、免状の類(乙種第4類)と取得年月を書きます。実務経験のある人は、「ガソリンスタンドで給油と監視」ではなく、扱った危険物(ガソリン、灯油、軽油など)、施設の種類(給油取扱所、タンクローリーなど)、在籍期間まで書くと、保安監督者の候補として読んでもらえます。

転職エージェントに相談する

設備管理に進みたい、条件のよい正社員求人を比べたい、書類や面接を見てほしいという人は、転職エージェントを使うと進めやすくなります。ガソリンスタンドや配送のアルバイトのように、企業の採用ページや求人サイトから直接応募できる仕事もあるので、探す仕事に合わせて使い分けてください。

設備管理・ビルメンの正社員求人から探したい人は、この資格に合う転職エージェントに相談してみてください。第二種電気工事士や二級ボイラー技士を取る前の段階でも、どの順で取ると応募先が広がるか相談できます。

\今よりいい職場へ/

どの転職エージェントが自分に合う?

転職エージェント タイプ 特徴 向いている人
ビルメン転職ナビエージェント(公式サイト・新しいタブで開きます) 特化型 ビルメン・電気主任技術者・施工管理に特化した転職支援。非公開求人を扱い、キャリアカウンセリング、書類添削、面接対策、日程調整まで担当する。登録も転職支援も無料 乙4を設備管理の仕事に活かしたい人。ビルメン4点セットを取りながら応募先を探したい人
リクルートエージェント(公式サイト・新しいタブで開きます) 総合型 公開求人約80万件、非公開求人約29万件(2026年8月30日時点の公式表示)。面接日程の調整や条件交渉をアドバイザーが代行する 製造・倉庫・物流など複数の業界の求人を比べたい人。乙4以外の経験も評価してほしい人

転職エージェントを使うメリットは?

条件を相談できる

勤務地、夜勤や当直の有無、手当の考え方を伝えると、希望に近い求人を一緒に絞れます。

求人を紹介してもらえる

サイトに載っていない非公開求人を紹介してもらえます。

職場の情報を聞ける

求人票からは見えにくい、社風や現場の雰囲気を、アドバイザーが事前に伝えます。

書類と面接を見てもらえる

免状の類や実務経験の書き方を添削してもらい、面接の想定質問も確認できます。

日程を調整してもらえる

面接の日程調整や、入社日・条件の交渉を代行してもらえます。

さらに、これらはすべて無料です。

よくある質問

乙4と丙種は、どちらを取るべきですか?

A. 扱う危険物がガソリン・灯油・軽油・重油など丙種の範囲に収まり、保安監督者や別の類を考えないなら、丙種でも足ります。丙種は保安監督者になれず、免状のない人への立会いもできません。応募先の求人票で「丙種以上」か「乙4」かを確認し、迷うなら乙4を選ぶと応募できる求人が増えます。

乙4を取れば、すぐに危険物保安監督者になれますか?

A. なれません。甲種または乙種の免状に加えて、製造所等で6か月以上の危険物取扱いの実務経験が必要で、乙種は事業所で扱う危険物の類と同じ類の免状に限られます。事業所が選任して消防本部に届け出る形で、実務経験を証明する書類も要ります。

乙4の合格率が低いのはなぜですか?

A. 試験センターの統計では、令和7年度の乙4は31.9%で、ほかの乙種の類は6割台です。理由までは公表されていませんが、乙4は受験者が多く、3科目すべてを受ける点が違います。合格基準は科目ごとに60%以上なので、1科目でも届かなければ不合格になります。結果通知書の正答率と自己採点を見比べて、足りなかった科目に絞って備えてください。

乙4に更新はありますか?

A. 免状に更新はありませんが、交付から10年に1回、写真の書換えが必要です。ガソリンスタンドや化学工場などで危険物の取扱いに従事している人は、定められた期間ごとに都道府県知事が行う講習を受ける義務もあります。

未経験・無資格でもガソリンスタンドで働けますか?

A. 求人は二つに分かれます。甲府市のガソリンスタンドのように「乙4必須」の求人と、水戸市の配送のように乙4の取得を会社が支援する求人です。応募前に必須欄を読み、必須なら合格後に応募し、取得支援のある会社なら入社後に受験する道があります。

乙4を取ったあと、ほかの類も受けるべきですか?

A. 職場で扱う危険物に合わせて選びます。乙種免状があれば、ほかの類は性質・消火の10問だけの受験になり、令和7年度の合格率も6割台です。化学工場で第5類・第6類なども扱う、甲種を目指すといった場合は取る価値があります。乙4の勉強では、直前ノートもご活用ください。

まとめ:あなたの次の一手

参考

執筆・編集

資格転職ノート編集部企画・執筆・更新

企画から執筆・更新まで一人で行っています。