日本健康マスター検定は仕事に活かせる?難易度・勉強法と健康経営での活かし方

「日本健康マスター検定を取ったら、仕事や転職で評価されるのかな」 「健康マスターとエキスパート、どちらを受ければいいんだろう」

そう迷っていませんか?

結論を先に書くと、日本健康マスター検定(健検)は、食事・運動・睡眠・病気の予防など、健康に関する知識を幅広く整理し、その理解度を確かめるのに向いている検定です。受検資格はなく、公式テキストを軸に独学で準備できます。

一方で、検定だけで採用や給与が変わる資格ではありません。求人で名前が挙がるのは、企業の健康経営を支援するコンサルタント職などで、上位の「エキスパート」が歓迎条件に書かれる程度です。その場合も、人事やコンサルティングの実務経験が必須条件になっています。仕事に活かすなら、今の業務や経験と組み合わせるのが現実的です。

この記事では、主催団体の公開情報と企業の採用ページをもとに、日本健康マスター検定の試験内容、勉強法、取得後の活かし方を解説します。

結論:日本健康マスター検定は取る価値がある?

結論は「健康の知識を体系立てて学ぶには役立つ。仕事に使うなら、経験や実務系の資格と組み合わせる」です。あなたの状況に近いものを確認してください。

あなたの状況 検定の役立ち方 次の一手
人事・総務で健康経営を担当している
(または担当予定)
◎ 社員向け施策や研修の企画に、根拠のある知識を使える エキスパートまで取り、社内施策に活かす
人事・健康経営の実務経験あり
+
支援する側に転職したい
○ コンサルタント求人の歓迎条件に当てはまる 実務経験の書き方を整え、エキスパートを取る
健康関連の仕事は未経験
+
検定だけで転職したい
△ 関心の証明にはなるが、採用の決め手にはなりにくい 応募先で必要な資格や経験を先に確かめる
自分や家族の健康管理に役立てたい ◎ 生活習慣や受診の判断に使える知識が身につく 健康マスター・コースから始める

仕事での評価より、学んだ知識をどこで使うかで価値が決まる検定です。詳しくは次の章から解説します。

日本健康マスター検定とは?1分でわかる基本情報

日本健康マスター検定(通称:健検)は、一般社団法人日本健康生活推進協会が2017年に創設した民間の検定です。文部科学省、日本医師会、日本歯科医師会、日本看護協会、日本薬剤師会などが後援し、問題と公式テキストは健康・医療分野の専門家による総合監修委員会が作成しています。

協会は、健康や医療に関する正しい情報を見極めて活用する力を「ヘルスリテラシー」と呼び、その向上を検定の目的に掲げています。単に病名や数値を覚えるのではなく、「この情報は信じてよいか」「どんなときに受診すべきか」を判断するための知識を問う試験です。

コースは2つあります。

  • 健康マスター®・コース
    自分の健康づくりに必要な生活習慣の知識を学ぶ基本コース。一般の生活者、ビジネスパーソン、シニア、学生などが対象
  • エキスパート健康マスター®・コース
    自分だけでなく、職場や地域の健康づくりを進める人向けの上級コース。健康経営の担当者、管理職、ヘルスケア関連の事業者、行政関係者などが対象

第28回(2026年9〜10月)試験の概要

項目 健康マスター®・コース エキスパート健康マスター®・コース
主催 一般社団法人日本健康生活推進協会 同左
資格の種類 民間検定(業務独占・名称独占ではない) 同左
受検資格 なし(小学生以下は保護者の同意が必要) なし
試験期間 2026年9月24日(木)〜10月16日(金)の中から選ぶ 同左
申込期間(個人) 2026年8月3日(月)〜10月15日(木) 同左
受検方法 全国のCBT試験会場のパソコンで解答 同左
出題形式 3肢択一・60問、50分 4肢択一・60問、60分
合格基準 正答率75%以上 正答率75%以上
合格率の目安 75〜85% 60〜70%
受検料(税込) 7,700円 9,900円
出題範囲 公式テキスト『100年ヘルスケアバイブルⅠ』 バイブルⅠから4割、バイブルⅡから6割
資格の有効期限 4年間 4年間

※CBT:Computer Based Testingの略。試験会場のパソコンで解答する方式です。

2026年度の日程(予定) 申込期間 試験期間
第27回(終了) 4月13日〜6月17日 5月27日〜6月18日
第28回 8月3日〜10月15日 9月24日〜10月16日
第29回 12月14日〜2027年2月10日 2027年1月20日〜2月12日

出典:健検試験概要・申し込み、コースと学習、2026年度 試験日程、健検試験のQ&A (2026年9月28日確認) ※受検前に必ず協会の最新の試験概要を確認してください。

健康マスター・コースの受検料は、第27回から6,600円から7,700円(税込)に改定されています。古い情報を見て予算を組んでいる人は注意してください。

受検資格がなく、いきなりエキスパートも受けられる

年齢や学歴、職業による制限はありません。協会のQ&Aでは、健康マスターを飛ばしてエキスパートから受けることもできる、と案内されています。ただし、エキスパートの出題の4割は健康マスターと同じバイブルⅠから出るため、協会もまず健康マスターの受検を勧めています。

2コースを同じ日に受けることもできます。CBTでは、同じ会場でも時間帯を分ければ両方を受検できます。

合格率は公表されていない。目安は75〜85%と60〜70%

協会は回ごとの合格率を公表しておらず、コースごとの「合格率の目安」だけを示しています。健康マスターは75〜85%、エキスパートは60〜70%です。

累計では、第1回(2017年2月)から第27回(2026年5〜6月)までに受検者数106,035人、合格者数62,427人と公表されています。直近の第27回の受検者数は、健康マスター889人、エキスパート387人でした。

どちらのコースも合格基準は正答率75%以上で、60問中45問以上の正解が必要です。合格率の目安は高めでも、4問に1問しか落とせない試験だと考えて準備しましょう。

出典:過去の受検者数/合格者数、過去問題例

合格するとどうなる?

合否は、試験終了時にパソコンの画面で表示されます。第28回の場合、成績票は2026年10月23日(金)にマイページへ掲載され、合格者向けのオープンバッジ(ネット上で資格を証明できるデジタル証明)は11月2日〜9日に発行される予定です。

資格の有効期限は4年間です。続けて名乗りたい場合は、期限内に協会のeラーニング講座と修了テスト(10問・3択)を受けて更新します。更新料は健康マスターが4,950円、エキスパートが7,150円(いずれも税込)です。期限を過ぎると資格は無効になり、更新はできません。その場合は、試験を受け直すことになります。

出典:健康マスター資格更新について

仕事で日本健康マスター検定が評価される場面

健康経営のコンサルタント職で、エキスパートが歓迎条件になっている

健康経営とは、社員の健康づくりを経営の課題として位置づけ、計画的に取り組むことです。企業の健康経営を外から支援する仕事では、エキスパートが歓迎条件に挙がっています。

2026年9月28日に企業の採用ページで確認できた例は次の2件です。

  • 日本生命保険相互会社「健康経営コンサルタント」
    顧客企業の健康経営優良法人の認定取得支援や健康経営セミナーを担当。歓迎要件に「健康経営アドバイザー資格保持」と並んで「日本健康マスター検定エキスパートコース資格保持」。必須要件は、社会人6年目以上であることと、健康経営に関するコンサルティング経験
  • 株式会社アドバンテッジリスクマネジメント「健康経営コンサルタント」
    経営層・人事責任者に向けた健康経営の戦略設計やデータ分析を伴走支援。歓迎資格に「日本健康マスター・エキスパートまたは普及認定講師」。必須要件は、健康経営・組織人事のコンサルティング経験3年以上、または人事部門での実務経験3年以上

どちらも、名前が挙がっているのは上位のエキスパートで、しかも実務経験が必須です。検定は、経験のある人が健康の知識も持っていることを示す「上乗せ」の材料として扱われています。

出典:日本生命 採用情報(健康経営コンサルタント)、アドバンテッジリスクマネジメント 採用情報(健康経営コンサルタント)

社内の健康経営担当として、施策づくりに使える

経済産業省の「健康経営優良法人」の認定では、評価項目の1つに「ヘルスリテラシーの向上」があり、管理職や社員への教育機会を設けているかが問われます(大規模法人部門では選択項目の1つ)。

協会は、団体受検した社員の受検者数や合格者数を、この「ヘルスリテラシーの向上」の具体策として記載できると案内しています。原則10名以上の受検が見込める企業は団体受検の対象になり、受検料やテキスト代の割引も受けられます。

人事や総務で健康経営を担当している人なら、自分が検定で学んだ内容を、社内研修の題材や健康情報の発信、団体受検の企画に使えます。社員に「なぜこの取り組みが必要か」を説明する場面で、知識の根拠を持てるのが、担当者にとっての実用的な価値です。

出典:健康経営優良法人2026(大規模法人部門)認定要件、団体受検のご案内

ただし、検定を採用条件や資格手当の対象にしている求人は少ない

求人検索サイトIndeedで「健康マスター」を含む求人を検索したところ(2026年9月28日時点)、表示されたのは6件で、うち4件は上記2社の健康経営コンサルタント職でした。検定を必須条件にしている求人は見当たらず、資格手当の額を確認できた求人もありませんでした。

健康の知識を使う仕事でも、採用で重く見られるのは健康経営・人事の実務経験や、専門職としての国家資格です。健検は、それらの代わりにはなりません。

日本健康マスター検定が仕事で有利にならないケース

ここまで読むと使いどころのある検定に見えますが、有利にならないケースも正直にお伝えします。

(1)検定だけで健康関連の専門職に就きたい場合

たとえば特定保健指導(メタボリックシンドロームの予防を目的にした生活習慣の指導)では、面接による指導を医師・保健師・管理栄養士などの専門職が担う仕組みになっています。健検に合格しても、こうした専門職の仕事ができるようになるわけではありません。専門職を目指すなら、必要な国家資格を先に確認しましょう。

(2)健康と関係のない仕事に転職する場合

健検が求人で名前を挙げられている例は、確認できた範囲では健康経営の仕事に限られます。それ以外の仕事でも履歴書に書くことはできますが、合否を左右する材料にはなりにくいでしょう。

(3)資格の更新をせずに期限が切れた場合

資格の有効期限は4年間で、期限を過ぎると無効になります。更新をしないまま履歴書に書くと、面接で確認されたときに困ります。取得年月と有効期限を控えておき、仕事で使うなら更新しておきましょう。

とはいえ、これは「取っても意味がない」という話ではありません。健康の知識を仕事で使う場面がある人にとっては、その知識の裏づけになる検定だということです。次の章で、タイプ別の活かし方を見ていきます。

【タイプ別】あなたの場合、日本健康マスター検定はどう役立つ?

人事・総務で健康経営を担当する人は、社内施策の説明に根拠が持てる

もっとも役立つのがこのタイプです。健康診断の受診勧奨、禁煙の呼びかけ、睡眠やメンタルヘルスのセミナー企画など、健康経営の担当者は社員に「健康のために行動してもらう」仕事を多く抱えています。

健検の公式テキスト(バイブルⅠ)は、食事・運動・睡眠などの行動別、年代や性別などのライフコース別、病気の予防などのテーマ別に健康の知識を整理しています。まさにこうした施策の土台になる知識です。エキスパートで加わるバイブルⅡでは、健康に関する制度・政策と、職場や地域で健康づくりを進める実務の知識を扱います。

  • 社内報や健康セミナーで、根拠のある情報を発信できる
  • 産業医や保健師の説明を理解し、社員向けに言い換えられる
  • 健康経営優良法人の申請で、団体受検をヘルスリテラシー向上策として示せる

担当になったばかりで何から学べばいいか迷っている人にとって、公式テキストは健康の知識を一通り見渡す教材としても使えます。

健康経営を支援する側に移りたい人は、エキスパートを経験の上乗せにする

人事部門で健康経営を担当した経験がある人は、その経験を活かして、健康経営コンサルタントなど「支援する側」に移る道があります。前の章で紹介した求人のように、エキスパートを歓迎条件に書く企業もあります。

ただし、採用で見られるのは実務経験です。「健康診断の受診率を何%から何%に上げた」「健康経営優良法人の申請を担当した」といった経験を具体的に書けることが前提で、検定はその経験を補強する材料になります。まだ健康マスターしか持っていないなら、応募前にエキスパートまで取っておくと、求人の歓迎条件とそろいます。

健康関連の仕事が未経験の人は、検定だけでは決め手にならない

健康マスターに合格していても、健康や人事の実務経験がなければ、検定だけで健康関連の職種に採用されるのは難しいでしょう。検定は知識と関心の証明にはなりますが、実務経験の代わりにはなりません。

未経験から目指す場合は、まず応募したい仕事に必要な資格や経験を求人票で確かめましょう。そのうえで、検定で学んだ知識を、応募先のどの業務でどう使いたいかを具体的に伝えることが大切です。

自分や家族の健康管理に使いたい人には、いちばん向いている

健康マスター・コースは、一般の生活者やビジネスパーソン、シニア、学生などを対象に、自分の健康づくりに必要な生活習慣の知識を学ぶコースです。食事・運動・睡眠といった毎日の行動から、年代ごとの健康、病気の予防まで幅広く扱います。

ネットで見かけた健康情報を信じてよいか迷ったとき、健診結果のどこを見ればよいかわからないときに、判断の手がかりになります。仕事での評価を目的にしないなら、健康マスター・コースだけでも十分に学ぶ価値があります。

日本健康マスター検定を活かせる仕事

仕事 主な内容 検定の効き方 採用で求められやすいもの
健康経営コンサルタント 企業の健康経営の戦略づくり、認定取得の支援、セミナー ○ エキスパートが歓迎条件の例あり 健康経営・人事のコンサルティング経験、人事の実務経験
人事・総務の健康経営担当 健診の受診勧奨、社内研修、健康経営優良法人の申請 ◎ 施策の企画と説明に直結 人事・総務の実務経験(社内異動で担当になる例が多い)
健康保険組合・自治体の保健事業 加入者・住民向けの健康づくりの企画 ○ 企画や啓発の知識の土台になる 保健師などの専門職、または事務職としての経験
ヘルスケア関連企業の営業・企画 健康関連の商品やサービスの提案・企画 ○ 商品説明の根拠になる 営業・企画の経験

「検定の効き方」は、この記事で確認した求人と協会の対象者の説明をもとにした目安です。給与は職種と経験で大きく変わり、確認した2社の採用ページでは金額が公開されていなかったため、この表には載せていません。

あわせて取得すると強い資格

健康経営アドバイザー

東京商工会議所が実施する認定制度で、健康経営の必要性を伝え、社内の取り組みのきっかけをつくる人を育てることを目的にしています。eラーニングの動画を視聴して効果測定に合格すると認定され、受講料は8,800円(税込)、認定期間は2年間です。

健検が「健康の知識」を学ぶのに対し、健康経営アドバイザーは「健康経営の制度と進め方」を学びます。日本生命の求人でも、エキスパートと並んで歓迎要件に挙がっています。健康経営の仕事を目指すなら、2つをそろえると役割がはっきりします。

出典:健康経営アドバイザー|東京商工会議所

衛生管理者(第一種・第二種)

常時50人以上の労働者がいる事業場では、衛生管理者免許を持つ人の中から衛生管理者を選任することが法律で義務づけられています。第一種はすべての業種、第二種は情報通信業や金融・保険業など有害業務との関連が少ない業種で衛生管理者になれます。

健検が社員の生活習慣や予防の知識を扱うのに対し、衛生管理者は職場の衛生管理を法令にもとづいて担う国家資格です。人事・総務で健康経営を担当するなら、こちらのほうが求人で条件に書かれやすい資格です。受験には学歴に応じた実務経験が必要なので、要件を先に確認しましょう。

出典:第一種・第二種衛生管理者の紹介|安全衛生技術試験協会

健康マスター®普及認定講師

健康マスターまたはエキスパートの有資格者が受講できる、協会の認定講師制度です。職場や地域で健康について講演したり、社内でヘルスプロモーション(健康づくりの働きかけ)を進めたりする役割を想定しています。第30回講座はZoomで行われ、受講料は33,000円(税込)、有効期限は2年間です。

アドバンテッジリスクマネジメントの求人では、エキスパートと並んで歓迎資格に挙がっています。社内で健康セミナーの講師を務める機会がある人には、次の一歩になります。

出典:健康マスター®普及認定講師

日本健康マスター検定に合格するための勉強法

公式テキストを軸に、独学で準備する

出題は公式テキストから行われます。健康マスターは『日本健康マスター検定 第2次公式テキスト 100年ヘルスケアバイブルⅠ(健康マスター版)』、エキスパートはこれに『100年ヘルスケアバイブルⅡ(エキスパート版)』を加えた2冊が範囲です。発行は法研で、協会のサイトで1冊3,190円、2冊セット5,830円(いずれも税込・送料込)で購入できます。

独学でつまずきやすいのは次の2点です。

  • 範囲が広く、どこも同じように覚えようとしてしまう
    バイブルⅠだけでも、行動別(食事・運動・睡眠など)、ライフコース別、テーマ別(病気の予防など)と扱う範囲が広く、全部を細かく暗記しようとすると時間が足りなくなる
  • 常識で答えられそうで、細かい数字や言葉で迷う
    協会が公開している過去問題例にも、「受動喫煙」と「副流煙」のように似た言葉の区別や、リスク要因別の関連死亡者数の順位を問う問題があり、なんとなくの理解では選びきれない

まずテキストを1周読んで全体を見渡し、2周目で各章の数字や用語に印を付けていくと、どこを覚えればよいかがはっきりします。協会のサイトには、各コース8問ずつの過去問題例と、パソコンでの解答を体験できるCBT体験版が公開されているので、読み始める前に一度見ておくと出題のイメージがつかめます。

エキスパートを受ける人は、出題の6割がバイブルⅡから出ることを意識しましょう。バイブルⅠの内容を復習しつつ、制度・政策と職場や地域での実務を扱うバイブルⅡに時間を多めに割くのが効率的です。

出典:公式テキスト、過去問題例、健検CBT 体験版

直前期は、問題を解いて「45問取れるか」を確かめる

合格には60問中45問以上の正解が必要です。試験の1か月ほど前からは、テキストを読み直すより、問題を解いて「迷わず選べるか」を確かめる時間を増やしましょう。

  • ○×形式で、テキストの論点を1つずつ素早く判断できるかを確認する
  • 迷った論点や間違えた論点だけをテキストに戻って読み直す
  • 本番と同じ60問を時間を計って解き、50分(エキスパートは60分)の配分をつかむ

健康マスター・コース向けには、テキストの論点を○×で確認する問題集と、本番と同じ3肢択一・60問を3回分解ける模試形式の問題集が、noteのページで公開されています。○×問題集は知識の抜けを探すのに、模試形式は時間配分と得点の確認に使えます。どちらも健康マスター・コースの範囲なので、エキスパートを受ける人はバイブルⅡの範囲を別に対策してください。

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日本健康マスター検定を仕事につなげる進め方

健康経営やヘルスケアに関わる求人を探す

求人検索では「日本健康マスター検定」だけでなく、「健康経営」「健康経営 コンサルタント」「ウェルビーイング 人事」「保健事業 企画」などの言葉でも探してみましょう。検定名が書かれていなくても、健康の知識が役立つ仕事は見つかります。

見つけた求人では、必須要件と歓迎要件を分けて読みます。確認した求人のように、必須は実務経験、歓迎がエキスパートという形が多いので、まず必須要件を満たしているかを確かめましょう。

応募書類で、知識を使った場面を書く

「日本健康マスター検定 合格」と書くだけでは伝わりません。コース名(健康マスター/エキスパート健康マスター)と取得年月を正確に書き、そのうえで知識を使った場面を具体的に書きましょう。

  • 「社員向けの睡眠セミナーを企画し、参加者アンケートで満足度を測った」
  • 「健診後の再検査の受診勧奨を見直し、受診率の推移を追った」
  • 「団体受検を企画し、健康経営優良法人の申請でヘルスリテラシー向上策として記載した」

オープンバッジを取得していれば、URLを添えて資格を確認してもらうこともできます。

足りない資格や経験を補ってから応募する

応募したい求人の必須要件に届かない場合は、今の職場で経験を積むのが近道です。健康経営の担当に手を挙げる、社内の健康セミナーを企画するなど、検定で学んだ知識を使う場面を自分からつくりましょう。

求人の歓迎要件に健康経営アドバイザーや衛生管理者が書かれていれば、あわせて取得を検討します。健康マスターだけを持っている人は、エキスパートまで取ると、求人の歓迎条件とそろいます。

よくある質問

日本健康マスター検定は意味ない資格ですか?

検定だけで採用や給与が変わる資格ではありませんが、健康経営のコンサルタント職ではエキスパートが歓迎条件に挙がる例があり、企業の健康経営担当者にとっては施策の根拠になる知識が身につきます。自分や家族の健康管理に役立てたい人にも向いています。

健康マスターとエキスパート、どちらを受ければいいですか?

自分の健康管理が目的なら健康マスター・コースで十分です。職場で健康経営を担当している人や、健康経営の仕事を目指す人は、求人で名前が挙がるエキスパートまで取るのがおすすめです。いきなりエキスパートを受けることもできますが、協会はまず健康マスターの受検を勧めています。

難易度はどれくらいですか?

協会が示す合格率の目安は、健康マスターが75〜85%、エキスパートが60〜70%です。どちらも正答率75%以上が合格基準なので、60問中45問以上の正解が必要です。

独学で合格できますか?

公式テキストから出題されるため、独学でも十分に合格を目指せます。テキストを2周ほど読んだあと、問題を解いて抜けを確認するのが効率的です。直前期の総仕上げには直前ノートもご活用ください。

資格の更新は必要ですか?

資格の有効期限は4年間です。期限内に協会のeラーニング講座と修了テストを受ければ更新でき、更新料は健康マスターが4,950円、エキスパートが7,150円(税込)です。期限を過ぎると資格は無効になり、再度の受検が必要です。

まとめ:日本健康マスター検定をどう活かすか

日本健康マスター検定は、食事・運動・睡眠・病気の予防など、健康に関する知識を体系立てて学べる検定です。受検資格がなく、2026年度は年3回、公式テキストとCBTで挑戦できるので、健康について学び直したい人の入口として取り組みやすい内容です。

一方で、求人で名前が挙がるのは主に健康経営のコンサルタント職のエキスパートで、そこでも実務経験が前提です。仕事に活かすなら、健康経営や人事の経験、健康経営アドバイザーや衛生管理者などの資格と組み合わせることで、学んだことが仕事の評価につながります。

参考

執筆・編集

資格転職ノート編集部企画・執筆・更新

企画から執筆・更新まで一人で行っています。